自身のクリフトンストレングスを活かした指導方法について知る
クリフトンストレングスの34ある資質 ひとつひとつの意味合いについて理解するのは難しいかもしれません。リーダーシップでの強みに関する4つの領域を詳細に見ていくことで、その理解は容易となります。
このクリフトンストレングスの簡易な分類方法がどのような形で、チーム作りとチームへの参加、そしてチーム指導において役立つかについてご説明します。
クリフトンストレングスの4つの領域とは?
それぞれの資質が目標の達成に向けた従業員の連携にどのように寄与するかに基づき、クリフトンストレングスを無理なく分類したものをいいます。
ベストセラー『ストレングス・リーダーシップ』で初めて紹介されたとおり、クリフトンストレングスの4つの領域とは、以下をいいます。
基本的に、チームワークとコラボレーションは、すべてパートナーシップ次第です。
クリフトンストレングスの領域を活用すれば、パートナーに対する理解を深めることができます。-- パートナーは何に優れているのか? 自分は何に優れているのか? 双方はどんな状況で仕事に取り組んでいるか? --パートナーとの最善な協力方法について学びます。
こうした知識は、パートナーシップを成功に導くために役立ちます。
クリフトンストレングスにおける実行力の領域とは?
これらの資質を身につけることで、「どのように物事を実現させるか?」といった疑問への回答が得られます。アイデアを実現化するのに役立つはずです。
ソリューションの実施がチームに求められる場合には、目標の達成に向けてたゆまぬ努力を続ける、実行力を有する人材が頼りになります。
達成欲
「達成欲」の資質が高い人は、並外れたスタミナがあり、旺盛に仕事に取り組みます。自分が多忙で生産的であることに、大きな満足感を得ます。
アレンジ
「アレンジ」の資質が高い人は、多くの物事を整理し組織化することができると同時に、この能力を補完する柔軟性も備えています。すべての要素と資源をどのように組み合わせたら、最高の生産性を実現できるのかを考えるのが好きです。
信念
「信念」の資質が高い人は、核となる普遍的な価値観を持っています。これらの価値観は、彼らの人生に明確な意義をもたらします。
公平性
「公平性」の資質が高い人は、あらゆる人を平等に扱う必要性を確信しています。明確なルールを定め、それに従うことで、世界のすべての人を公平に扱おうとします。
慎重さ
「慎重さ」の資質が高い人は、決定や選択を行うときに細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。
規律性
「規律性」の資質が高い人は、日課や身のまわりを秩序立てることを好みます。世界は自分の考えた秩序で説明できると考えています。
目標志向
「目標志向」の資質が高い人は、目標を定め、その目標に向かってまい進し、目標達成に必要な修正を行うことができます。優先順位をつけてから、そのとおりに行動します。
責任感
「責任感」の資質が高い人は、一度やると言ったことに対して、心理的に責任意識を持ちます。正直さや忠実さなどの普遍的価値を大切にしています。
回復志向
「回復志向」の資質が高い人は、問題を解決するのが大好きです。どこに問題があるのかを探りあて、それを解決することに長けています。
クリフトンストレングスにおける影響力の領域とは?
これらの資質を身につけることで、「周囲にどのような影響を及ぼすか?」といった疑問への回答が得られます。主導権を握り、はっきりと意見を表明し、周囲に確実に耳を傾けさせるのに役立つはずです。
チームが自分たちのアイデアを組織の内外に売り込む必要がある場合には、相手を説得する上で、影響力の資質を持った人材が頼りになります。
活発性
「活発性」の資質が高い人は、アイデアを実行に移すことにより結果をもたらします。単に話すだけではなく、いますぐ実行することを望みます。
指令性
「指令性」の資質が高い人は、存在感があります。状況の主導権を握り、決断を下します。
コミュニケーション
「コミュニケーション」の資質が高い人は、一般的に自分の考えを言葉に表すのが得意です。話術に優れ、物事を印象的に説明するのが上手です。
競争性
「競争性」の資質が高い人は、自分の進歩を他の人と比較します。コンテストで勝つために、相当な努力をします。
最上志向
「最上志向」の資質が高い人は、個人や集団の卓越性を高める手段として、強みに注目します。優れたものをさらに最高レベルのものに変えようとします。
自己確信
「自己確信」の資質が高い人は、自分の能力と判断力に自信を持っており、リスクを冒すこともあります。まるで、自分が正しい方向へ進んでいることを教えてくれる羅針盤が体内に備わっているかのようです。
自我
「自我」の資質が高い人は、大きな影響を与えることを望んでいます。独立心に富み、組織や周囲の人々に与える影響の大きさに基づいてプロジェクトに優先順位をつけます。
社交性
「社交性」の資質が高い人は、知らない人と出会い、惹きつけ味方につけることが大好きです。見知らぬ人と打ち解けて親しくなることから満足感を得ます。
クリフトンストレングスにおける人間関係力の領域とは?
これらの資質を身につけることで、「どのように強固な関係を構築し、育んでいくか?」いった疑問への回答が得られます。チームをまとめるのに役立つはずです。
チームに本来以上の力が求められる場合には、チームの絆を強化する上で、人間関係力の資質を持った人材が頼りになります。
適応性
「適応性」の資質が高い人は、流れに沿って進むことを好みます。「今」を大切にし、それぞれの時点で進む方向をひとつずつ選択することにより、将来を見極めます。
運命思考
「運命思考」の資質が高い人は、あらゆる人や物事は互いに結び付いていると考えています。この世に偶然というものはほとんど存在せず、ほぼあらゆる出来事には何らかの意味が存在すると確信しています。
成長促進
「成長促進」の資質が高い人は、他の人の持つ可能性を認識し、それを伸ばします。小さな進歩の兆候を見逃さず、成長の証に満足感を得ます。
共感性
「共感性」の資質が高い人は、自分を相手の状況に置き換えて考えることにより、相手の感情を察することができます。
調和性
「調和性」の資質が高い人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。
包含
「包含」の資質が高い人は、相手を受け入れることができます。人の輪から外れている人に注意を払い、そのような人を輪に入れようと努力します。
個別化
「個別化」の資質が高い人は、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。
ポジティブ
「ポジティブ」の資質が高い人は、情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができます。生き生きとしており、他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせることができます。
親密性
「親密性」の資質が高い人は、他の人たちとの緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。
クリフトンストレングスにおける思考力の領域とは?
これらの資質を身につけることで、「情報や状況にどのように対処し、これを思考し、分析するか?」いった疑問への回答が得られます。より優れた判断を下し、より優れた成果を得るのに役立つはずです。
起こり得る事態に対する集中がチームに求められる場合には、今後を見通す上で、思考力の資質を持った人材が頼りになります。
分析思考
「分析思考」の資質が高い人は、物事の理由と原因を追求します。状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる能力を備えています。
原点思考
「原点思考」の資質が高い人は、過去について考えるのが好きです。歴史をたどることにより、現在を理解します。
未来志向
「未来志向」の資質が高い人は、未来と未来にできることを心に描くことで、ひらめきを得ます。未来についてのビジョンを語ることで、人々にエネルギーを与えます。
着想
「着想」の資質が高い人は、新しいアイデアを考えるのが大好きです。見た目には共通点のない現象に、関連性を見出すことができます。
収集心
「収集心」の資質が高い人は、収集や蓄積を必要とします。その対象には、情報、アイデア、人工物だけでなく、人間関係も含まれる場合があります。
内省
「内省」の資質が高い人は、知的な活動に多くの時間を費やします。内省的で、知的な議論が好きです。
学習欲
「学習欲」の資質が高い人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
戦略性
「戦略性」の資質が高い人は、目的に向かうための選択肢を想定することができます。いかなる想定に直面しようとも、適切なパターンと問題点を直ちに予測することができます。
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